2月も最終週となり、3月上旬に出走を控える牡馬勢の態勢が整ってきました。全馬が万全とはいきませんが、各々戦えそうな状態にはなってきたようです。それでは公式の近況更新の内容から見ていきたいと思います。
シックスペンス
25/2/27 国枝厩舎
3月2日の中山競馬(中山記念・芝1800m)にルメール騎手で出走いたします。
25/2/26 国枝厩舎
26日は美浦Wコースで追い切りました(65秒5-50秒7-36秒4-11秒2)。「今朝はウッドチップコースにて2頭併せの追走する内容で追い切っています。理想を言えばもう少し全体が速くても良かったかなとも思えますが、終いまでしっかり伸ばすことはできていますし、そのあたりはオーバーワークになるよりは良かったですね。蹄は今のところ熱感もなく状態を保てていると思いますし、あとはこのまま競馬に向けて整えていきたいです。馬体は成長分もあるでしょうがまだゆとりはありますし、正直、ようやく8分ほどの出来には持ってこられたかな…という感じですが、結果を出しているコースでもあるのでいい走りを期待したいです」(国枝師)3月2日の中山競馬(中山記念・芝1800m)にルメール騎手で出走を予定しています。
ウィンスタンリー
25/2/26 黒岩厩舎
26日は美浦Wコースで追い切りました(80秒6-65秒8-51秒9-38秒1-12秒0)。「先週はちょっと重たさを感じる調教になりましたが、その1本で上向いてくれたようで先週よりもいい調教ができました。少し上体が起きて走りのバランスが良くなったことで、先週よりも溜めが利いた走りでした。最後は少しジリっぽくなりましたが、この馬なりに動きのメリハリが見られて良かったと思います。1週前としてイメージ通りに負荷を掛けられましたので、あとは週末、来週と適度に動かして来週の競馬に向かっていきたいです」(黒岩師)3月8日の中山競馬(3歳未勝利・芝2000m)に出走を予定しています。
ヴィンセンシオ
25/2/27 森一厩舎
26日は軽めの調整を行いました。27日は美浦Wコースで追い切りました(65秒4-50秒3-35秒7-11秒2)。「帰厩時点で気になった皮膚炎に関しては、その後ケアを施しつつ乗りを開始できていましたし、先週乗ったあともいい意味で状態は変わらずに進められています。先週、今週とウッドチップコースにて動かすことができていますし、今朝は1週前として全体からそれなりに求め、終いもしっかりやっている中で良い動きを見せてくれたと思います。週を追う毎にしっかり状態を上げられていますので、この流れで週末、来週と適度に動かしていきたいです」(森一師)3月9日の中山競馬(弥生賞・芝2000m)にルメール騎手で出走を予定しています。
カーミングライツ
25/2/27 小島厩舎
26日は美浦Wコースで追い切りました(82秒4-67秒5-53秒8-39秒0-11秒8)。27日は軽めの調整を行いました。「鞍上の候補は何人かいたものの、この馬の現状をよく理解して乗ってくれる人にできればお願いしたいと思い、クラブと相談を重ねてきました。そして、まだ若手でこれからではありますが、今年に入ってまずまずの結果を残すことができていますし、ウチの厩舎の調教やレースもお願いしている横山琉人で行かせていただくことになりました。追い切りは水曜日に行っていて、当初は琉人をカーミングライツに乗せようかとも思いましたが、来週の重賞に乗ってもらう馬に跨ってもらってカーミングライツを傍で見てもらうことにしました。カーミングには僕が跨って、前を行く未勝利馬とその琉人が乗った馬の併せ、そしてその後ろから未出走馬とカーミングの2頭が行って、抜け出した琉人の馬に接近していくような形にして終いを伸ばすようにしています。見ていた人にとってカーミングはちょっとモタついて良くないかもと思えたかもしれませんが、急がせたくはなかったという思いがあったのと、この馬たち相手に無理矢理動かしていく必要もないですし、遅れても別に問題ないとも思っていて、優勢、劣勢云々を気にするよりも、手前を替えてトモをはじめ体がちゃんとハマって動きやすくなってから伸ばしていこうと思いながら走らせるようにしました。ボタンを押してもすぐにはスイッチが入らないような感じでフワフワフワ~っとしますが、如何にも体が長くて緩い馬の走りで致し方ないでしょう。現状のカーミングを考えるとそんなに悪いとは思わないですよ。実は週末動かしたときはちょっとしっくりこないな、良くないのかなと思ったのですが、感覚以上に速い時計だったからちょっと余裕がない走りに思えただけでしたね。現時点では、調教でグンと来てすごくいいなと感じることはあまりないのかもしれませんが、それは先々になるのだろうと思います。力試しも含めてトライしつつ今後の成長に繋げていきたいですね。琉人には、和生の乗ったレースをよく見るように言うとともに、“前々走はバラバラになって外に行っていて、前回は若干内に刺さる格好もしていた。外に馬がいれば迷惑にならないように気を付けながらも抜かしていっていいけれど、外にいなかったら流れていってしまう可能性もあるから、雑にならないように気を付けて乗ってほしい”ということを言葉でも説明しました。このチャンスをものにしようとやる気になってくれるでしょう。馬は勝ち上がったばかりですしし、完成度という点で見ても簡単なレースにはおそらくならないと思いますが、人馬ともに応援していただけると嬉しいです」(小島師)3月1日の中山競馬(水仙賞・芝2200m)に横山琉騎手で出走いたします。
まずはシックスペンスですが、最終追いがやっとコースで行えました。国枝調教師もようやく8分ほどの出来と言っているように、本当はもう1週くらい欲しいところだと思います。しかしながら毎日王冠のときの状態くらいにはあるとの話もありますので、この状態で重賞で勝負になるようであれば先がさらに楽しみになってきます。とはいえ蹄のことで順調ではなかったのは間違いありませんので、まずは無事にと願います。
次にウィンスタンリーは、調教時計のベストを更新しました。最後の1ハロンをもう少し伸ばせたら最高でしたが、その辺りはいつも通りといったところでしょうか。順調に調整出来ているようですので、鞍上が誰になるのか楽しみです。
そしてヴィンセンシオですが、こちらも調教時計のベストを更新してきました。ラスト1ハロンも11秒台といい感じだと思います。皮膚炎の影響でちょっと遅れ気味だったところを挽回出来たようで何よりです。ここからも順調にお願いしたいですね。
最後にカーミングライツですが、小島調教師の長文で考え方がよく伝わってきます。正直横山琉人騎手で最高!とはならないのですが、理由や考えを説明してもらえればいいかなと私は思います。まあ結果がついてきてくれれば最高です。
今週末は、土日共に中山競馬場に現地参戦予定です。一応口取りもどちらも申し込んでありますが、どちらも前走でも口取りさせてもらっていますのでおそらく当選は出来ないのかなーとは思っています💦
※画像及び記事はキャロットクラブ様より許可を頂いた上で転載しています。
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