正直もうブログは辞めよう、東京競馬場からの帰り道ではそう思っていました。でも、ツイッターや掲示板やらでスキルヴィングを応援してくれたり、冥福を祈ってくれたりする方々の意見を読ませてもらって、このブログを始めた目的である、スキルヴィングのことを最後まで記録に残そう、そう思い直し、帰って来て気持ちをそのまま書いております。題名は、書ききれないので名前だけです。
何があったかは、こちらに来られてる方はご存じだと思います。これで最後になる公式の更新です。
スキルヴィング
23/5/28 引退
２８日の東京競馬ではややゆっくりめのスタートも中団あたりにつけて進む。勝負どころから進出していき前を射程圏に入れた状態で直線へ向かったが、半ばから手ごたえが怪しくなり無理せずに流して１７着。「状態はとても良かったように思えました。少しずつ前との距離を詰めながら直線へ向かったのですが…。最後は無理をしなかったのですが、おそらく心臓だと思います。とても楽しみにしていた馬だけに、とても悲しいです」（ルメール騎手）「ダービーに向けていい状態で送り出せたように思います。しかし、直線で手ごたえが怪しくなり、ルメールさんも最後は無理をせずにいてくれたのですが、入線後倒れてしまいました。診断の結果、急性心不全ということでした。楽しみにしていただいたのにこのようなことになり誠に申し訳ございません。馬は一生懸命に走り、頑張ってくれました。おそらく長く苦しまずに天に旅立ったのだと思います。期待の大きな馬で、ダービーだけでなくこの先もと思っていただけにとても残念ですし、胸が苦しいですが、天国で幸せに過ごしてくれることを心から願っています。彼のためにも厩舎としてはさらに技術、能力を高めてまたこの舞台に馬を送り出せるようになれればと思いますので、これからもよろしくお願いいたします」（木村師）これまでのパフォーマンスからダービーだけでなく今後の活躍が期待されました。まずはここを無事にと思っていたのですが、残念ながら急性心不全を発症し、天国へと旅立ちました。非常に悲しい現実を受け止めきれない気持ちですが、天国でも幸せに過ごしてくれることを切に願っています。会員の皆様におかれましてもこの訃報は非常に残念なことと存じますが、何卒ご理解を賜りたくお願い申し上げます。なお、本馬に出資されている会員の方へは追って書面を持ちましてご案内いたします。
※画像及び記事はキャロットクラブ様より許可を頂いた上で転載しています。
実は現地で私は、スキルヴィングが転倒したところを見ていませんでした。トイレに並んでいたときにスキルヴィングあれはやばいな、ダメでしょ、みたいな会話を聞いてしまい、え？え？となってスマホで調べてみると、転倒して馬運車で運ばれたところまでの記事が出ていました。たしかに１７位入線でしたが、直線は無理をしないでゴール入線したとばかり思っていたのでビックリでした。一度だけ映像を見ましたが、倒れ方もかなり危険な倒れ方で見ていられませんでした。前の記事で怪我無く完走をと書いたのが、ふっと頭に浮かびました。
１０年以上の一口馬主歴ですが、愛馬が競走中の事故でこのようなことになったのは初めてで、今の気持ちは何とも言い表せない、複雑な気持ちです。レース前から２４００ｍの連戦についての負担や、回復状況が思わしくないのでは？などの不調を疑う周りの声もあったのですが、なんとなくスキルヴィングなら大丈夫という感じで、軽く考えてしまっていたような気がします。まあ、私が重く受け止めていたところでもちろん私にはローテ等を決める権限はないのですが。
なんとも、書いていて胸が痛くなるのですが、競馬という競技の枠組みの中で生きている以上、仕方ないで済ませてはいけないのかもしれないですが、当然起こりえることなので、これから気持ちの整理をつけていきたいと思います。
今後、スキルヴィングがもう走ることがないと考えると、悲しいような、ほっとしたような、怖いような、いろんな感情が湧いてきます。
とにかくスキルヴィングには感謝しかありません。いろいろな経験をさせてもらいました。ありがとうございました。ああ、そういえば、走るのが好きではなさそうって言われてました、どうか向こうではゆっくり過ごして、走りたいなと思ったときに走ってもらえればと思います、合唱🙏
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