今週の更新牡馬偏と先週のレースのその後を振り返っていきたいと思います。まずはさっそく公式の更新内容を確認したいと思います。
シックスペンス
25/3/5 NF天栄
5日にNF天栄へ放牧に出ました。「中山記念はホッとしましたね。蹄の不安が出た分、調整が若干遅れたのでちょっと心配しましたけれど、勝ち切ってくれて良かったです。時計が速かったこともありますし、仕上がり途上で向かったことから反動を心配していますが、少なくともレースから今日までの数日の様子だけで言えば変わりはなさそうですよ。今後についてはあくまでも状態次第で、特にこの馬の場合は他の馬以上に神経を遣って見ていかなければいけませんから天栄でもよく見てもらいますが、可能なら大阪杯はどうかなと思っているところです」(国枝師)
ウィンスタンリー
25/3/6 黒岩厩舎
8日の中山競馬(3歳未勝利・芝2000m)に北村宏騎手で出走いたします。
25/3/5 黒岩厩舎
5日は美浦Wコースで追い切りました(83秒9-67秒8-53秒1-38秒6-12秒2)。「先週、それなりに動かしましたし、良化の跡も確認できましたので、今週は長めの設定で、適度な時計を出しつつも、バランスを整えるようなイメージでじわっと動かしました。実際の走りは良く、雨で重くなったタフな環境下でも最後までしっかりと動くことができていたと思います。フォームで言うと、理想を言えばまだ改善の余地があるでしょうけれども、この馬として見るといくらか上体は起きていましたし、ワンペース気味ではありますがこの馬なりにメリハリも利かせられていたかなと感じましたよ。前走のダートは思ったほど動けなかったので、まったくダメとは言わないものの現状は芝のほうがベターかと思いましたから今回は芝に戻します。調教の動きからもチャンスはあるはずなので、いい結果を、最低でも今後に繋がる、格好のつくような競馬をしてもらいたいです」(黒岩師)8日の中山競馬(3歳未勝利・芝2000m)に北村宏騎手で出走を予定しています。
ヴィンセンシオ
25/3/6 森一厩舎
9日の中山競馬(弥生賞・芝2000m)にルメール騎手で出走いたします。
25/3/5 森一厩舎
5日は美浦坂路で追い切りました(53秒2-38秒8-24秒8-12秒2)。「一週前にウッドチップコースにてしっかりと動かすことができました。入厩序盤の立ち上げで少し時間を要したものの先週の時点でいい動きができていたので、当該週は坂路で整える内容にしました。昨日、今日の雨で馬場がかなり重たかったので、速い時計は重視せず、気を抜かせないようにという指示のもと行った結果、内容も時計も良く、良い調教ができたと見ています。テンション面は前回調整時にちょっと気になりましたが、今回は出がけこそ気が入るところはあるものの、行き出せばそこまでですし、しっかりとやった先週の追い切り後の週末の様子を見ても、前回調整時よりも1段階落ち着きが出ているかなと思えます。あとはレースへ行って平常心を保つことができ、そのうえで力を発揮してこのメンバー相手にどれだけやれるかがポイントになって来ると思っています」(森一師)9日の中山競馬(弥生賞・芝2000m)にルメール騎手で出走を予定しています。
カーミングライツ
25/3/6 小島厩舎
5日、6日は軽めの調整を行いました。「先週は本当に申し訳ありませんでした。こちらの希望を聞いてもらったところもあって期待を込めて送り出したのですが、優しすぎるというか真面目過ぎるというか、馬に合わせた乗り方になってしまいましたね…。勝ち負けとは別に、今後に期待感を持てるレースをしてほしかっただけに残念でなりませんでした。レース後の様子は幸い大きなトラブルはないのかなと思えます。緩さが目立つ状態ですし、まだこれからの馬なのは間違いありませんから、先々を見つつ接していきたいと思っています。今のところはいったん放牧に出して天栄でも様子を見てもらうつもりでいます。そのうえで、そこまで傷んでなさそうということであればまた近いうちに予定を立てたらいいと思いますし、そうでなければ馬の状態に合わせつつ考えていきます」(小島師)
まずはシックスペンスですが、なんと順調ならとの条件付きですが今の時点で大阪杯へ向かいたいとの予定がアナウンスされました。まあでもマイルチャンピオンシップの時と同じようなことが起きないとも限りませんので、楽しみに心配しながら待ちたいと思います。
次にウィンスタンリーですが、終いが伸ばせませんでしたが全体時計はいい感じにまとめてきました。芝に戻して一発回答して欲しいところですが、ちょっと馬場が渋りそうなのが味方してくれるのかどうか。北村宏騎手が継続騎乗してもらえるのである程度のジャッジもしてもらえるでしょうし、期待したいと思います。
そして今週の期待はヴィンセンシオです。1週前、当週と意欲的に調教をこなしており、厩舎の勝負パターンの追い切りだったようですので自身の力は出せる状態であると思います。その上で強力メンバーのレースでどこまで走れるのか、不安であり楽しみであります。ここでなんとかいい走りを見せてもらい、今年のクラシックも楽しめるとありがたいのですが、どうなるでしょうか。
最後にカーミングライツですが、小島先生のコメントがまんま出資側の意見と同じだと思いますね。もう少しアグレッシブに行ってもらいたかったですね。とりあえずレース後の様子も落ち着いているようですし、短い期間で戻ってきてくれることを期待したいと思います。
※画像及び記事はキャロットクラブ様より許可を頂いた上で転載しています。
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