遅くなりましたが今週も各馬の近況更新が行われました。ちょっと全体的にトーンが落ち来ている感じです。それでは内容確認をしていきたいと思います。
シックスペンス
25/4/9 国枝厩舎
9日は軽めの調整を行いました。「先週は期待感を持ってレースへ送り出したのですが、あのような結果となり申し訳ありません。文句ない形で運ぶことができていたように思えましたけどね…。初めての関西圏の競馬でしたが、輸送を問題なくこなしましたし、現地についてからも落ち着いていたように思えたので、正直何がダメだったのか…と首をかしげたくなる気持ちです。前走の中山記念でレコード決着を制しているから速い時計がダメということはない気がしますけれども、それでもあの展開、時計は速すぎますから、経験の差もあるのでしょうか…。すぐ後ろにいたベラジオに負けるだけでなく、前にいたホウオウを差すこともできなかったあたりを見ると物足りないのですが、まだキャリアの浅い馬なので、経験を糧にして力をつけていってもらいたいです。レース後の脚元ですが、歩様のぎこちなさは正直あります。この馬なりと言えばこの馬なりで今のところ明らかなる異常はないものの、時間が経って目立ってくる可能性もあり得ますから、こちらでも牧場に出してからもまずは慎重に見てもらって、それから今後のことを相談していけたらと思っています」(国枝師)
ウィンスタンリー
25/4/8 NF天栄
トレッドミル調整か周回コースで軽めのキャンター調整を行い、日によってはハロン14~15秒のキャンター調整を取り入れています。「背腰、膝を中心とした脚元の様子をよく捉えつつ、ケアも入念に行いながら調整を進めています。ガラッと変わったということこそないものの、まずまず順調に来ることはできていますかね。この中間の様子を黒岩調教師に報告したところ、来月前半の競馬を目指して近々の移動を考えたいと言ってもらっていますよ」(天栄担当者)
ヴィンセンシオ
25/4/10 森一厩舎
9日は軽めの調整を行いました。10日は美浦Wコースで追い切りました(66秒0-50秒8-35秒9-11秒4)。「帰厩後ですが、カイバの食べつきがもうひとつですね。また入厩時点で前走時より馬体は減っていて、今週あたまで506キロ。普段、カイバ食いが旺盛な馬ですが残すところがある現状なのでガストロガードを投与し、中身から改善を図っているところです。今日行った追い切りは時計が出る馬場ということもあって数字上は悪くないものの、4コーナーで前に取りつき、仕掛けてからの反応という点を見ても、本来の走りからするともう1段来てもいいのにな、という印象を抱くものでした。本来なら負荷を強めていきたいところですが、体とカイバの食いなどを見ていく必要がありますし、あくまでも馬の状態を第一にバランスを取りながらの調整を行っていきます。週末、来週の調教も今後の状態次第で決めるつもりですが、来週ルメールさんが美浦に来るということなので乗ってもらうことも考えています」(森一師)20日の中山競馬(皐月賞・芝2000m)にルメール騎手で出走を予定しています。
カーミングライツ
25/4/8 NF天栄
軽めの調整を行っています。「残念ながら帰ってくることになりましたが、不安を抱えたまま無理してレースへ向かっていたらその後のダメージが深刻なものになっていた可能性がありますから、無理せず切り替えてもらえたのは馬にとって良かったと思います。特にトモが気になるということでしたので、まずは無理のないように体を動かしながらケアを重点的に行うようにしています」(天栄担当者)
まずはシックスペンスですが、陣営もはっきりと敗因をつかめきれないようです。上手く経験を積み重ねていってくれるといいですね。歩様等は今のところ大きな問題は無いようですが、ここでまた半年休養というようなことにはならないでもらいたい。安田記念にいい状態で迎えるように調整を頑張ってもらいたいです。
そしてウィンスタンリーですが、今回唯一前向きな更新です。まずまず順調で来月上旬の競馬を目指すとのことです。こちらは次走で勝ち上がりを目指して欲しいところ。どのレースを選ぶのか、鞍上は誰になるのかに注目です。
そしてちょっと心配なのがヴィンセンシオです。まずは馬体減りが上手く改善してくれるといいのですが、ガストロガードってなんの薬かと思ったら胃潰瘍なんですね。ストレスを感じているんでしょうか💦そして調教の反応がいまいちとのことで、馬体重と調教量とで悩ましい状態のようです。まだ1週ありますので上手く仕上げてきてくれることを願います。
最後にカーミングライツですが、先週の更新の感じから北海道での復帰が濃厚っぽいのでまずはしっかり立て直してもらいたいですね。
※画像及び記事はキャロットクラブ様より許可を頂いた上で転載しています。
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