【ブリッサドラーダ】まさかの突然の結末でした。

ブリッサドラーダ 一口馬主
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今週の近況更新を報告する前に、本日突然の出来事がありまだ信じられませんが、こちらを先に記しておきたいと思います。

ブリッサドラーダ
25/6/13  引退
「昨日トレセンに入厩させ、今朝はこれから調整を行っていくための準備として、身体をゆっくりと動かすように坂路でキャンター調整を行いました。何の問題もなく坂路を上り終えることはできたのですが、その後尻っぱねをするなど、妙な素振りを見せたので注意して様子を窺っていたところ、身体が固まって動けないような状態へと変わっていきました。まずはスクミが疑われたため、負担を軽くすべく騎乗者も背から降りて、曳き馬の形で厩舎へ戻しました。すぐに馬装を解いて馬房に入れたのですが、立っていることができず崩れるように横になってしまいました。間もなくお腹を大きく使って呼吸をするような状況に陥ってしまったため、すぐに獣医師さんを呼んで対処してもらいました。熱中症の可能性も考えられたため、症状に合わせた治療を施していただきましたが、徐々に血圧が下がり、血液の値も悪化してしまって・・・。血圧を上げることを含めた様々な治療、投薬を行っていただいたのですが快方に向かう兆しは見られず、獣医師さんからは非常に厳しい状況にあるとの見解が示されました。命だけは何とか助かってほしい、何とか救ってあげたいと強く思いましたが、目の前で苦しそうにしているブリッサドラーダを見ていると、いたずらに引き延ばすことは賢明な判断とは言えず、楽にさせてあげることになりました。原因については正直はっきりせず、治療にあたってくれた獣医師さんも現時点では何とも言えないということでした。体内のどこかで何らかのトラブルが起こり、ショック状態に陥ってしまったのではないかと推察されますが、事態の進行があまりにも急で、動揺のあまり心の整理ができずにいます。このようなことになってしまったこと、会員の皆さまには誠に申し訳なく思っております」(木村師)じっくりと育成調教がなされ、2歳の10月に美浦トレセンへ入厩しました。その当初は幼さが目立ち、さらに力をつけていく必要がありそうだとの判断で、ゲート試験合格後はNF天栄でデビューへ向けた乗り込みを行う予定でしたが、その矢先に左前膝の骨折が判明しました。その後はNF早来へ移動したうえで手術を行いましたが経過は良好で、今春の乗り運動再開後も調教を順調に進めることができ、昨日再入厩を果たすことができました。今朝はデビューへ向けて坂路で軽めのキャンター調整を行ったのですが、その後急激に体調が悪化してしまいました。獣医師さんの懸命の治療の甲斐もむなしく状況は好転せず、このままではただ馬を苦しめるだけになってしまうという観点のもと、木村哲也調教師と相談したうえで馬を楽にさせてあげるという判断を下すに至りました。急なことすぎるあまり、木村調教師も我々もショックを隠し切れませんが、何より会員の皆様におかれましては心の整理がつかないこととご拝察申し上げます。なお、本馬に出資されている会員の方へは追って書面を持ちましてご案内させていただきます。
25/6/12  木村厩舎
12日に美浦トレセンへ帰厩しました。「脚元に不安が出たという話から、もしかするとちょっと厳しいかもな…という覚悟もしていたのですが、何とか間に合う形で戻ってきてくれました。前回入ってきた時は力がまだついていないような状態だったので、この期間で少しでもしっかりとしていてくれればという思いも込めて本日入れさせていただきました。まずは状態を確認し、久々の美浦に慣らしてから少しずつ調整を進めていきます」(木村師)

順調にトレセンに帰厩出来たと更新するつもりでしたが、まさかの結果となってしまいました。ここまでデビュー出来ずに来ましたので、ボロ負けで引退かもしれない、怪我をして引退かもしれないということは秘かに思っていたことでしたが、まさかこんなことになるとは思いもよりませんでした。

予後不良での引退はスキルヴィング以来2頭目です。その敵討ちではありませんが、木村厩舎の馬に賭けたその馬が同じように予後不良となってしまいました。誰が悪いわけでもないと思いますし何とも言えない気持ちですが、せめて母としての仕事のために牧場に帰してあげたかったなと思います。

こういうことが起きると無事に帰ってくることがいかに大事かを思い知らされます。日曜日のエンベッカも同じような成長過程でしたので、まずは無事にお願いしたいですね。そしてブリッサドラーダにはおつかれさまでした、これからはゆっくりしてくださいという気持ちです。冥福を祈ります。

※画像及び記事はキャロットクラブ様より許可を頂いた上で転載しています。

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